2015年06月01日

 ダニ媒介性疾患「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」とは、SFTSウイルスに感染することによって引き起こされる病気です。静岡県内では、これまで患者の発生は確認されておりませんが、平成25年1月に山口県で最初の患者が確認され、西日本の合計15県で114名の患者が確認されています。主に発熱、消化器症状が出現し、時に頭痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、呼吸不全症状、出血症状を起こします。多くの場合、ウイルスを保有しているマダニに咬まれることで感染するため、特にマダニの活動が盛んな、春から秋にかけて注意が必要です。 草むらや藪などのマダニが多く生息する場所に入る場合は、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくするなどして、マダニに咬まれないよう注意してください。万が一、マダニに咬まれた場合は、数週間程度、体調の変化に注意し、発熱等の症状が見られたら、医療機関を受診してください。