2016年06月08日

熱中症は、夏の強い日射しの下で激しい運動や作業をする時だけでなく、身体が暑さに慣れない梅雨明けの時期にも起こります。また、屋外だけでなく、高温多湿の室内で過ごしている時期にもみられます。症状が深刻なときは命に関わることもありますが、正しい知識があれば予防することができます。
乳児や幼児は、大人より新陳代謝が活発で体温が高いのが特徴です。しかし、大人と比べて、汗腺の発達が未熟のため、うまく体温調節をすることができません。炎天下の車の中など、体温よりも周囲の温度が高くなる場所では、短時間で体温が上昇し、生命に危険が及びます。
気温が高い晴れた日に外出する時も注意が必要です。ベビーカーに乳幼児を乗せて外出するときは、様子をみながら十分気をつけるようにしましょう。
【乳幼児の熱中症を防ぐポイント】
 (1)子どもを十分に観察しましょう。
 (2)顔が赤く、汗をたくさんかいているときには、すぐに涼しい場所へ!
 (3)服装を選びましょう。
  暑さに応じて脱ぎ着できる服装を!
 (4)水分をこまめに飲ませましょう。
 (5)日頃から暑さに慣れさせましょう。