2016年06月08日

ジカウイルス感染症やデング熱の原因となるウイルスは、それらに感染した人の血を吸った蚊(日本では、ヒトスジシマカ)の体内で増え、その蚊がまた他の人の血を吸うことで感染を広げていきます。感染してもすべての人に症状がでるわけではありませんが、発熱や関節の痛み、発疹がでるといった症状が1週間ほど続きます。
ジカ熱は妊婦が感染すると小頭症などの先天性障害をもった子どもが生まれたり、デング熱では出血を伴うデング出血熱となり、重症化する可能性があります。
【予防のポイント】
(1)蚊をできるだけ発生させない。
ヒトスジシマカの発生を防ぐには、空き缶や遊具などのくぼみにできた小さな水たまりを作らないことが大切です。
(2)蚊にさされない。
 蚊のいそうなやぶなどに近づくときは、虫除け剤を使用したり、長袖・長ズボンを着用することをお勧めします。