予防接種は、個人が感染症にかからないようにし、社会全体で感染症が流行することを予防するためにワクチンを接種するものです。定期予防接種のワクチンは、国により疾病の予防効果と一定の安全性が確認されていますが、接種により副反応として一時的な発熱や接種部位の発赤などが現れることがあります。ワクチンの効果と副反応を理解し、より効果のあがる標準年齢に接種することをお勧めします。
 万一、定期予防接種を受けて重篤な副反応が発生し、厚生労働大臣が予防接種法に基づく健康被害と認定した場合には、予防接種法の規定により健康被害救済の給付が行われます。

●予防接種の種類

【定期予防接種】
・予防接種法に定められた対象年齢、接種回数、接種間隔に基づいて実施されます。
・接種費用は無料です。
≪個別接種≫ 指定の医療機関で実施します。
 種類:ヒブ・小児用肺炎球菌・四種混合・二種混合・麻しん風しん混合・水痘(みずぼうそう)・日本脳炎・ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防ワクチン)・三種混合・不活化ポリオ・結核(BCG)・B型肝炎・ロタウイルス(R2.8.1以降に生まれた児)
※予防接種の対象年齢や接種回数については、各予防接種のページをご覧ください。

【任意予防接種】
・予防接種を希望する方が自費で接種を受けます。
・接種希望の方は直接医療機関へお申し込みください。
 種類:おたふく風邪・インフルエンザ

●予防接種の受け方

【個別接種】全ての定期予防接種は、個別予防接種協力医療機関で実施します。あらかじめ予約をして、予診票をご記入のうえ、母子健康手帳、保険証をお持ちになり接種を受けてください。予防接種予診票は予防接種のしおり内にあります。
協力医療機関は、協力医療機関検索でご確認ください。

●異なった種類のワクチンを接種する場合の間隔

生ワクチン接種後⇒接種した翌日から起算して、別の種類の予防接種を行う日までの間隔は、27日以上空ける(4週間後の同じ曜日以降接種可能)
 生ワクチン:BCG・麻しん風しん混合・水痘・ロタウイルス・おたふく風邪

不活化ワクチン接種後⇒接種した日の翌日から起算して、別の種類の予防接種を行う日までの間隔は、6日以上空ける(1週間後の同じ曜日以降接種可能)
 不活化ワクチン:ヒブ・小児用肺炎球菌・四種混合・日本脳炎・子宮頸がん・三種混合・不活化ポリオ・B型肝炎・インフルエンザ